KEN ISHII

MÖBIUS STRIP

11.27.19 - senses will sharpen - the beat will awaken - the gate will open - to the next world - to the next life

2019年11月27日
リリース

KEN ISHII
『Möbius Strip』(メビウス・ストリップ)

【完全生産限定盤Type A】
7インチサイズハードカバー仕様
[CD/CD-EXTRA/7inch Clear Vinyl] 3枚組 折込ポスター付
UMA-9130~9132 定価 ¥4,600+税
[全世界1,000セット限定]

【完全生産限定盤Type B】
7インチサイズハードカバー仕様
[CD/CD-EXTRA] 2枚組 折込ポスター付
UMA-8130~8131 定価 ¥3,300+税
[全世界1,000セット限定]
[収録曲]
*Type A, B共通*
<CD>

1.Bells of New Life
2.Chaos Theory
3.Take No Prisoners (Album Mix) with Jeff Mills
4.Vector 1
5.Green Flash (Album Mix) with Dosem
6.Silent Disorder with Go Hiyama
7.Prism
8.Vector 2
9.Skew Lines
10.Polygraph
11.Quantum Teleportation with Jeff Mills
12.Vector 3
13.Like A Star At Dawn

<CD-EXTRA>
JOIN THE PAC (Official Theme Song for PAC-MAN 40th Anniverary : Club Mix)
Bells of New Life MV & 25周年スペシャルインタビュー映像
KI Möbius Strip オリジナルフォント(Mac,Windows,Unix対応 OpenType PS)

Type A Only
<7inch Clear Vinyl>
A side / EXTRA ('95 Original Video Edit Rematered)
AA side / JOIN THE PAC (7” Version)

KEN ISHII『Möbius Strip』

JOIN THE PAC
(Official Theme Song for PAC-MAN 40th Anniversary)
Contains the original game sounds from PAC-MAN (1980)

株式会社バンダイナムコエンターテインメントが、2020年に「パックマン」生誕40周年を迎える2020年1月~2020年12月を「パックマン」アニバーサリーイヤーとし、「Join the PAC“仲間に加わろう 」をテーマにした企画をワール”ドワイドに展開。ケンイシイによる40周年記念テーマソングやスペシャルミュージックビデオも制作され、絶賛公開中!
MVの監督は、2016年リオオリンピックの閉会式で行われたフラッグハンドオーバーセレモニーのチーフ映像ディレクターも務め、2008年に手掛けたユニクロのウェブ広告「UNICLOCK」がカンヌ国際広告賞、クリオ賞、ワン・ショーの世界3大広告賞全てでグランプリを受賞するという快挙を成し遂げた映像ディレクター、児玉裕一氏。
アルバムには、タイプAのクリアヴァイナルに7” Versionが収録し、タイプAB共通のCD-EXTRAにはClub Mixを特別収録!!

KEN ISHII

アーティスト、DJ、プロデューサー、リミキサーとして幅広く活動し、1年の半分近い時間をヨーロッパ、アジア、北/南アメリカ、オセアニア等、海外でのDJで過ごす。‘93年、ベルギーのレーベル「R&S」からデビュー。
イギリス音楽誌「NME」のテクノチャートでNo.1を獲得、’96年には「JellyTones」からのシングル「Extra」のビデオクリップ(映画「AKIRA」の作画監督/森本晃司監督作品)が、イギリスの“MTV DANCE VIDEO OF THEYEAR”を受賞。
’98年、長野オリンピック・テーマインターナショナル版を作曲し、世界70カ国以上でオンエア。2000年アメリカのニュース週刊誌「Newsweek」で表紙を飾る。’04年、スペイン・イビサ島で開催の“DJAWARDS”でBEST TECHNO DJを受賞し、名実共に世界一を獲得。’05年には「愛・地球博」で政府が主催する瀬戸日本館の音楽を担当。一昨年はNINTENDO SWITCH Presentationに出演。
全世界配信され、数百万人の人達がDJ PLAYを目の当たりにした。
更にはベルギーで行われている世界最高峰のビッグフェスティバル「Tomorrowland」に出演も果たす。
今年は13年振りとなるオリジナル・アルバムをリリースするなど様々なプロジェクトを予定している。

KEN ISHII
Möbius Strip

 一般的には、ケンイシイのデビューはベルギーのR & Sから、そしてミニ・アルバム『Garden On The Palm』と認識されているだろうし、かなりの古株リスナーでも、最初はその後に出たシングル「Pneuma」か、もしくは電気グルーヴの「N.O.」のリミックスあたりを聴いて、そのオリジナルな音に衝撃を受けたという人が多いのではないだろうか。でも、実はその前にオランダのESPから、Rising Sunの名義で最初のシングルを出している。このユニットは後に『パラッパラッパー』などのゲーム制作に携わった支倉朋洋との共同名義であり、発信元のESPは当初The Rの「Rave The Planet」などハードコア/レイヴ系のサウンドで台頭し、その後Cosmic BabyやOrlando Voornの初期作品でトランスへと移行していったレーベルだった。このシングルの中では、A1に収録されていた“Haze”という曲がキラリと輝いていて、僕もよくDJのときにかけていた。初期ケンイシイに顕著な有機的で個性豊かな音色に彩られているものの、ブレークビーツを基調にしたグルーヴ感やフックのあるきらびやかなメロディーが重なって高揚していくような感触は、一風変わったトランスと捉えられてフロアでも受け入れられていた。
 世界を飛び回りフロアを揺らすトップDJとしての彼の顔や、過去10年くらいの変名やコラボも含む作品のテイストを考えたとき、ケンイシイはもう90年代前半のR & S時代やFlare名義のような、こだわった音色がねじれて絡まりあうサウンドを聴かせてくれることはないのではないかと不満をもらすオールド・ファンもいる。ケンの登場はエレクトロニカの隆盛には少し早すぎたかもしれないが、あのままの路線や、東洋で奇妙な音を紡ぐ謎めいたアーティストというイメージを続けていったら、Boards Of Canadaなんかに近い存在になっていたかもしれない。しかし、ケンのそもそもの志向やパーティー現場でのいきいきとした表情を思い出すと、彼がそういう道を極めていきたかったのかというのは、大きな疑問だ。

 ケンイシイ名義でのアルバムは、06年の『SUNRISER』以来、なんと13年ぶりだ。前作を振り返ってみると、リスペクトする何人かのゲストと共作をしつつ、デトロイト・テクノ的なメロディックな要素を強く打ち出し、また当時彼がDJでプッシュしていたIntecあたりのアッパーでストレートなフロア向けテクノも展開していた。一方、『Möbius Strip』(=メビウスの帯、一般に知られるメビウスの輪と同義)と名付けられた今作は、やはりケンと親交のあるアーティストを何人かゲストに迎えて作られているが、もはやデトロイト的な影響を明示する上モノや、ケンイシイのトレードマーク的に変奏曲やそれ風のトラックが作られつづけてきた“Extra”や、『Jelly Tones』の影は見えない。
 いや、冒頭の“Bells Of New Life”、どちらかというと冒険の幕開けよりもサンセットや物語の大団円なんかが似合いそうなメランコリーを感じさせる、トランシーなリード曲。静かな鐘の音から幕を開ける比較的穏やかなこのトラックだが、リード・シンセが中盤で突如激しくピッチベンドして耳を引きつける。このパートを聴いてあっと思った。わざと、『Jelly Tones』時代の自身のパロディーをやっているようでもある。「人生には大なり小なり新たな局面がやってくる」とケンが曲の説明で言っているように、ここには過去の自分自身へのレクイエム的な意味あいも込められているのかもしれない。
 椎名林檎、スネオヘアー、Perfume、POLISICS等数え切れないくらいのMV、そして数々のCMや、リオ・オリンピック閉会式での東京オリンピック紹介映像等を手がける映像クリエイター、児玉裕一が監督したクリップも、このリード曲のために作られた。白シャツにグレーのボトムスという出で立ちの小学生が、どこかの学校で“メビウスの帯”をモチーフに、踊ったり絵を描いたり楽器を演奏したりゲームをする。これまでのケンイシイのイメージは、テクノというタームや音のイメージとも結びつきやすい(近未来)SF的なものだった。森本晃司が“Extra”のアニメMVで見せたのもそういう世界だったし。しかし、今回のビデオでは、いくつか森本のアニメから借用されているイメージがあるものの、大部分はもっとアナログ的で昔ながらのドラマ仕立ての映像になっているのがおもしろい。
 ビデオの中で、校庭に机で∞のような記号を描いてその上で少女が踊る印象的なシーンが出てくるが、これは1988年に世田谷の中学校で実際に起きた事件をモチーフにしている。“机「9」文字事件”として知られ、電気グルーヴのアルバム『UFO』のジャケや、マンガやドラマ等いくつかのフィクション作品でも題材となっている。何者かが深夜に学校に侵入して警備員を監禁し、447脚もの机を校庭に並べて、9の文字を描いたというミステリアスな事件だが、今回のビデオでも実際の事件同様に警備員が閉じ込められる描写がでてくる。それ以外にも、教室をディスコにして皆で踊ったり、壁面に巨大な絵を描いたり、放送室からやばい音楽を学校中に響かせるといった、本来学校にはふさわしくないしやってはいけないことを描いていて、昔実際にそういうことをいくつもやらかして叱られた経験を持つ自分としても、思わずニヤリとしてしまった。噂によると、児玉監督は以前からテクノが好きで、ケンイシイともすぐに意気投合したらしい。

 本作での明らかなハイライトになっているのは、長年ケンが望んできてやっと実現したというJeff Millsとのコラボレーション2曲。特に“Take No Prisoners”は、すぐさまジェフの手によるとわかる疾走する909によるドラム・サウンドを軸に、これまでもケンがシングルで展開してきた力強いDJツール的なトラックに、新たなそしてすさまじいまでの説得力が与えられている。これと対をなすように、“Quantum Teleportation”では近年のジェフの興味を反映したようなスペーシーで実験的な曲が展開される。亜空間と交信を試みているような電波系のノイズ/ドローンが延々と続いて、曲の2/3も過ぎたかという辺りでゆっくりとシンバルと瞑想を促すようなシーケンスが鳴り出すのである。近年ジェフは他のミュージシャンとのコラボレーションも行っているが、オーケストラやTony Allen、またはジャズ・バンド形式のSpiral Deluxeと、楽器演奏と打ち込みの融合を試みているのがメインであって、今回のようにエレクトロニックな音だけ、DJ同士の共作をしたのはUR関連以外では、初めてではないかと思う。
 後続の世代からは、DosemとGo Hiyamaが抜擢された。スペインのジローナ出身、09年のフロア・アンセム“Beach Kisses”で一躍人気DJ/プロデューサーの仲間入りを果たしたアーティストがDosemだ。まだ彼のデビュー前から幾度となくジローナの老舗クラブLa Sala Del Cel(現在はクローズ)でプレイしていたケンは、そこに毎回遊びに来ていたマーク・ラミレズ、後のDosemに大きな影響を与える。確かに、デトロイトからの影響を色濃く出しつつよりフロアに特化したスタイルで知られるDosemと(特にDJとしての)ケンイシイに共通点はたくさんありそうだ。しかし、ケンには求道者的なシリアスな制作者の顔もあって、お互いにリスペクトするDJ同士が現場でB2Bするというという程度のつながりを飛び超えて、一緒にトラックを作ることになったのは正直驚きでもあった。そして仕上がった“Green Flash”という曲、これがしっかりとDosem流のドリーミーで美しいサウンドを捉えた上で、さらにケンが広がりや深みを持たせたような仕上がりで素晴らしいのだ。漂うようなパッドの雲を抜けると控えめだがしっかりと主張するピアノが響いてくるなんてシーンを、誰がケンイシイの曲に想像しただろう。まさに、イビサをはじめ、世界中のサマー・パーティーの夕暮れのマジック・タイムを席巻しそうな作品だ。
 Go Hiyamaは佐賀県出身のアーティスト。アーティストという言葉がいささか軽くなりすぎている気もする現在においても、この人は間違いなくアーティストだと思える活動をしている数少ない日本人テクノDJのひとりだ。大学在学中にJames RuskinのCodaレーベルよりデビューし、その後80以上の作品を世界中からリリースしている。しかし最近の日山豪は、むしろサウンド・デザイナーとして知られる。カーナビのサウンドから店舗のサウンドや音響のプロデュースまでを手がけ、最近では映画音楽にも挑戦している。ドイツを初めとするヨーロッパの最前線クラブ事情と、細やかな対応が求められるサウンド・デザインの世界、その両方に精通しているのが彼の強みと言えるだろう。そんなGo Hiyamaの特性を上手く引き出し、今回のアルバムの裏ハイライトと呼んでもいいんじゃないかと思えるのが、“Silent Disorder”だ。細かく刻まれる様々なノイズがミクロな動きで寄り集まったり離れたりしながら、模様のような図柄のような微細なメロディーを形作る。

 ケンイシイが最初に曲作りを始めた頃、彼の憧れるデトロイトのアーティストは大概TR-909や808といった定番の古い機材を使っていたけれど、そんなことは知らなかった彼は楽器屋に勧められるまま、当時最新のオールインワン・シンセKORG M-1を使い倒して、初期作品のあの独特の世界を作り上げた。それはもしかしたら無知や偶然の産物だったかもしれないけれど、誰かの真似からスタートしていたら、絶対に今のケンイシイは存在しない。
 一方で学生時代からDerrick Mayに憧れ、初来日のときからデモを渡したり、デビュー後もいつもアドバイスをもらったりする良き先輩としてつきあいをつづけてきた。デリックがケンの師匠的存在であるというのは象徴的だと思うが、美しくも儚いRhythim is Rhythimの楽曲のイメージと、冗談ばかり言っている本人のキャラとのギャップや、激しくパワフルにグルーヴィーにとにかく踊らせることを追い求めるDJプレイとの違いが際立っているのがデリックだ。ケンも、昔のR & Sのレイヴ・ヒット、Outlanderの“Vamp”なんかをノリノリでかけているのが実は本性だと最近では皆が気付いているだろう。『Möbius Strip』は、これまで名義を使い分けたり、プロジェクトごとに自身の中にある様々な特性を切り分けて小出しにしてきたケンイシイが、初めてそういうことを考えずにすべてを絞り出したアルバムではないかと思う。共作曲があることで多彩な振れ幅を自然に持ちながら、それをむしろ特性としてソロの曲でも冒険を厭わなかった結果、自信にあふれ、フロアで踊っている人にも、古くからケンの繊細な音作りを愛してきた人にも、同時に愛してもらえる作品が爆誕した。

 昨年デビュー25周年を迎えたケンイシイだが、DJとして成功したら時間がないから曲作りなんてやめてしまうという人が多い世界で、これだけ精力的に作品を作り続けて、さらにこんな意欲的な傑作をものにしてしまった。「音楽作りには答えがなく、表も裏もないということ。そして自分にとって無限に続いていくものだということ。まるでメビウスの帯のように」というケンの言葉に嘘偽りがないことが、このアルバムで証明された。

Kengo Watanabe 2019/11/15

Ken Ishii’s been turning heads with the originality of his sound since his debut. A lot of people think that was the Garden On The Palm EP, on Belgian label R&S, and a lot of old school heads I’ve met are proud to have discovered Ken with that release, or “Pneuma”, the follow-up single. But Ken actually released a single before either of those, on Dutch label ESP. This was under the alias Rising Sun with Tomohiro Hasekura, who would later work on the Parappa The Rapper video game series. In their early days ESP specialized in rave and hardcore releases like The R’s “Rave the Planet” before moving into trance, putting out early work by Cosmic Baby and Orlando Voorn. Out of all the tracks on the ESP release Switch of Love, “Haze” seemed to sparkle. Back when I used to DJ more often, this particular track got some heavy rotation. Even in his earliest output, Ken was already producing striking material that seemed organic, and imbued with real personality. His breakbeat infused grooves and sumptuous melodies enriched each other, making for a totally unique trance sound that captivated even on the dancefloor.

I’m sure there are more than a few old fans who want nothing more than to hear the classic early 90s Ken Ishii sound they fell in love with, the sound of his R&S releases or his Flare alias in all its twisted, knotty glory. I’ve always thought that had Electronica/IDM broken out just a few years earlier, that given the way he was weaving together such unorthodox and downright weird sounds, that Ken had the potential go down the introspective, enigmatic path taken by artists like Boards of Canada. But thinking about Ken as I know him now, having filled dancefloors around the world as a top DJ, knowing his output in the last 10 years, the collaborators he’s chosen to work with, the type of personality he has, and the fact he’s always the life of the party...maybe that was never really on the cards!

It’s amazing to think it’s been 13 years since his last album as Ken Ishii, 2006’s Sunriser. Looking back on this release, Ken has no shortage of collaborations with respected artists, and featured strong melodic elements reminiscent of Detroit techno while also integrating elements of the dance floor-oriented techno of the Intec mould that he often spun during his DJ sets at the time. Möbius Strip might look similar on the surface, looking at the list of credible collaborators on this album, but obvious influences within the techno sphere are hard to trace, as are the signature sounds of “Extra” and Jelly Tones.

Or maybe not. The opener, “Bells of New Life”, despite the name, sounds more like the end of a journey than the beginning of a new one, suffused as it is with bittersweet sunset vibes. This comparatively serene track opens quietly with the sound of bells, before the lead synth suddenly lurches into life with an intense pitch-bend half-way through the track that could easily be a parody of Ken’s own work from his Jelly Tones period. Ken says of the track “If you are alive, you invariably keep approaching new phases”, and indeed, this one could be read as a requiem to his past self.

“Take No Prisoners” is a clear highlight on the album, one of the two made in collaboration with Jeff Mills that’s been a long time coming. The scurrying hi-hats of the 909 beat that forms the backbone of the piece give away Jeff’s input as soon as the track begins. It’s clear how much Ken has become emboldened as a touring DJ, this muscular track showcasing a new, intoxicating persuasiveness. In contrast, the experimental and totally extra-terrestrial “Quantum Teleportation” seems to reflect more of Jeff Mills’ recent interests. Drones and noise stretch out to infinity like electromagnetic waves trying to communicate through hyperspace for about two thirds of the track before slowly finding a hypnotic cymbal-heavy groove. Jeff has focused on a number of collaborations in recent years, performing live with drummer Tony Allen and even symphonic orchestras, not to mention his work with his Jazz band Spiral Deluxe, in an effort to fuse his music with other styles, but this collaboration with a fellow DJ is the first of its kind, excepting his Underground Resistance affiliation.

The other two big names on the album, Go Hiyama and Dosem, could not have been better chosen as representatives from the newer generation to collaborate with. Dosem, hailing from Girona in Spain launched himself into the big leagues as a DJ and producer with his 2009 dancefloor anthem “Beach Kisses”. Dosem cites Ken as a big influence, having caught as many of his sets at Girona’s classic old guard venue La Sala Del Cel (now sadly closed) as possible over the years. It’s not hard to notice the similarity as DJs; you can hear Detroit techno elements, but with a strong emphasis on danceability in both. I was honestly taken aback by their work on this album though; these tracks are nothing so simple and improvisational as playing b2b behind the decks, but rather thorough and complete collaborations from the ground up. “Green Flash” totally captures Dosem’s gorgeous, dreamy sound while Ken expands the depth of the track in masterful manner. The floating, cloud-like pads and subtle yet captivating piano are totally unexpected for a Ken Ishii track, but just work perfectly. It’s hard to imagine this track not sound tracking every single outdoor party when it hits the magic hour in Ibiza next summer. And around the rest of the world, too, for that matter.

Go Hiyama is an artist from Saga, a small, mostly unremarkable prefecture in South East Japan. The word “artist” gets thrown about a little too frivolously these days, but Go Hiyama is one of only a few Japanese techno DJs who is undoubtedly deserving of that title. Since debuting on James Ruskin’s Coda label while still at university, Go has had over 80 releases around the world, but is possibly better known today for his work as a sound designer. He’s worked on the sounds of everything from Sat Navs to actual retail stores, and has recently tried his hand at scoring films as well. His unique artistic sense must stem from his talent for both meticulous ambient sound design and the dynamics of cutting edge European club music. I think it might be fair to call “Silent Order” this album’s hidden highlight as it so fully capitalizes on Go’s sensibility. In this track, noise is finely etched and then micro-adjusted to form the percussive foundation that drifts apart and coalesces to form a richly patterned melody.

When Ken first started making tracks, all the Detroit musicians he looked up to were using TR-909s or 808s. Ken has no idea about that though, and bought the then-new all in one Korg M-1 synthesizer on his local music shop’s recommendation. He wrung every drop he could out of it, creating the unique sonic palette that defined his early releases. Of course, I can’t say for sure, but I truly believe that Ken Ishii would not be the same artist he is today if he’d begun his career by simply emulating the sounds of others.

Ever since Ken was in school he’d admired Derrick May, and formed a relationship with him during Derrick’s early visits to Japan, where Ken would hand him demos and ask him for his advice. Their relationship continued, with Derrick becoming a bit of a mentor figure to Ken over the years. Though known for making music that had a beautiful, but transient essence, with a public persona as a serious and elusive artist-figure, in person Derrick is all jokes and laughter. Perhaps it’s not surprising then, that he manages to bridge the apparent tonal gap between his legendary tracks and his DJing sensibility. Ken’s much the same, in a way; he’s been spinning the rave classic “Vamp” by Outlander (on R&S) more and more in recent years, even though his own work sounds nothing like it. Until now, under his various aliases, Ken has separated out his creative sensibilities for each project, working on each in isolation, but with Möbius Strip, it sounds to me like he is drawing on every element at once for the first time. The collaborative aspect of the album has imbued it with a lot of breadth, alongside the already adventurous nature of his solo work has produced a confident creation, bound to find adoration not only from old fans of Ken’s delicate earlier tracks, but also on the dancefloor.

Last year marked a quarter of a century since Ken’s debut, and in a world where success as a DJ often means hanging up the cans as a producer, it’s amazing that Ken keeps putting out such vital work, let alone ambitious masterpieces like Möbius Strip. “There is no answer to making music, and making music is not two-faced, but rather, it is endless. As if it was a Möbius strip,” says Ken about the album’s title. When you listen to the album, you’ll know he meant every word.

Kengo Watanabe 2019/11/15
Translation by Ian Milton-Polley (Frognation)